MTG語りたいだけのアレ

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旧枠モダン デッキ紹介~その1:赤緑タッチ白ステロイド~

ドーモCUBEです。

年末年始のヒマな時間を利用して最近ハマったMTGの非公式フォーマット『旧枠モダン』のデッキ紹介をしていきたいと思います。

旧枠モダンについて

旧枠モダンはMTGの非公式フォーマットの一つで、モダンの範囲外(アルファ~7版・スカージ)までに収録され、モダン範囲(ミラディン~現在)までに再録されたカードのみが使用可能なフォーマットです。
デッキ紹介がメインなのでフォーマットについての詳しい情報はこちらの記事を参照してください。

赤緑t白ステロイド

第一回は分かりやすいビートダウンである赤緑タッチ白ステロイドを紹介していきます。
デッキレシピ(自分が使っている一例)はこちら。

サイドは結構適当なので注意

概要

冒頭で述べた通り、特に変わったことはせず、クリーチャーを出す、強化して殴る、トドメに火力や速攻持ちの流れでライフを詰め切るビートダウンデッキです。

序盤ではマナレシオの高い密林の猿人や場持ちの良いリバー・ボアを展開し、それらを怨恨や狩りをする恐鳥で強化しながらライフを削りに行きます。

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また、1ターン目に極楽鳥やラノワールのエルフのようなマナクリーチャーからマナ加速を行い、2ターン目に獣群の呼び声による象トークンで攻める動きも強力です。

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中盤では獣群の呼び声のフラッシュバックで盤面を制圧しきったり、スキジックのような速攻持ちで一気に打点を上げる、または稲妻や渋面の溶岩使いの効果を本体に打ち込むなどして勝負を決めに行きます。
旧枠モダンはゲームスピードが遅めですがそれでも長引けば不利なことは変わりないため、長期戦に突入する前に勝利する状況を作ることが重要になります。

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長所

赤緑ステロイドの長所の一つは言うまでも無くカードパワーの(相対的な)高さです。
獣群の呼び声、怨恨、稲妻、密林の猿人といったどこかしらのフォーマットで猛威を振るったカードたちが多数入っているため、安定して強カードで押し込むことができ非常に使いやすいです。

二つ目は万が一長引いて全体除去を食らっても獣群の呼び声のフラッシュバック、樹上の村、包囲攻撃の司令官などで盤面を持ち直し、手札に戻ってきた怨恨で押し込んで勝ちということも多々あるため、粘り強さもあるということです。

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旧枠モダンに存在するビートは他にもエルフやゴブリン、白ウィニー・黒ウィニーなどがあり、速度だけでいえば赤緑ステロイドの方が遅れをとることがありますが粘り強さは他の追随を許しません。
上記の2点から懐かしのカードを使いつつも非常に安定した勝ちをもたらしてくれるデッキといえるでしょう。

短所

赤緑ステロイドは欠点という欠点が少ないデッキですが、強いて言うなら「代り映えがしにくい」ということが一つの難点として挙げられるでしょう。
先ほど長所として稲妻etcの強カードが使えるという点を挙げましたが、逆に言えば赤緑ステロイドは旧枠モダンにしては「旧枠モダンならでは」のカードが少ない(一部はあるため後述)デッキで旧枠モダンを遊んでいる感じは抑えめになりがちとも言えます。
また、二つ目の難点は旧枠モダンの中では比較的高額になりがちということです。

旧モはリーズナブルという話は良く出ますし実際安いカードは多いのですが、このデッキは密林の猿人や渋面の溶岩使いを使う関係上どうしてもフェッチランドを8枚積みするのが最適解になります。(実は遅いデッキだとペイ1ライフとデッキの土地が減るのが痛いためあまりフェッチが使われないのが旧モ)
また、渋面の溶岩使い自体も高騰の傾向があるため、値段が多少のネックになると言えるでしょう。

旧モ特有テックカード

ここでは(旧スタンを覗き)他の環境ではまず入らないカードに絞ってちょい解説していきます。

荊景学院の戦闘魔道

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タッチ白されている理由こそこの荊景学院の戦闘魔道士のキッカーになります。
荊景学院の戦闘魔道士はアーティファクト破壊の白キッカーと2点火力の赤キッカーを持つクリーチャーです。
一見パッとしない能力ですが、実はこの旧枠モダンの環境ではかなりの便利カードになります。
まず、旧枠モダンには生物の足を止めてしまう氷の干渉器や強力なファクトクリーチャーである巨大戦車、また採用するデッキは少ないですが罠の橋まであります。
そのため、アーティファクト除去をメインボードから行いつつファクトが入ってないデッキ相手でも腐らないこのカードはかなり優秀です。

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また、2点火力に関しても旧枠モダンの生物の質が低く、2点が実用圏内という点以外に強力な点があります。
それはこのカードが「緑」でありプロテクション赤をすり抜けるということです。
この環境では強力な除去として稲妻のほかにも終止や地震があるため、ヴェクの聖騎士などプロテクション赤を持ちがガンガン使われます。

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プロ赤に加えて先制攻撃を持つこのカードはこのデッキにとってかなり厄介なカードですが、荊景学院の戦闘魔道士の2点はプロ赤をすり抜けて除去できます。
その便利さからこのカードは「旧枠モダンのコラコマ」とも呼ばれています。

狩りをする恐鳥

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こちらは荊景学院の戦闘魔道士ほど難しい理由ではなく、+1/+1カウンターを2回おける強化スペル的な立ち位置で入っています。
ただエコーは1度払えば次のターンからは払う必要が無くなるため、手札にあまり生物がいないときはエコーコストを使って3/2として使う立ち回りも重要になってきます。
生物として使う場合は、+1/+1カウンターを置く効果はは強制のため、相手しかクリーチャーがいないときに死亡すると相手の生物を強化してしまうことだけ注意しましょう。

スキジック

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ドミナリアから颯爽と登場した旧枠モダンステロイドの星。
キッカーすればエンド時の生贄は無くなる上、ボーライ系列の歩く火力にしてはタフネスが高め故にチャンプブロックだけだと普通に次ターンも生存する厄介さ。
しかしやはり早く攻め切るのもビートダウンには重要なためキッカーまで待たずに4マナ5点で使う割り切りも時には重要です。

総評

癖の少ないビートダウンで旧枠モダンらしさは抑えめですが安定したデッキになっています。
また、抑えめと言ってもやはり旧枠モダン特有のカードが入っており、旧モ初心者には使いやすいデッキになっています。値段が優しくない。

こんな感じで年末年始にダラダラ旧モのデッキ紹介上げていきます。
ただ自分も旧モベテラン勢ではなく、経験のないマッチアップもあるため多少の間違いがあるかもしれません。
その時は……ごめんね!
それではまた。