MTG語りたいだけのアレ

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旧枠モダン デッキ紹介~その7:エルフ~

ドーモCUBEです。
旧枠モダン紹介第7回になります。
第7回は先日新たに組んだ部族デッキの王道の一つ、エルフについて紹介していきます。

エルフ

サンプルレシピはこちらになります。

エルフデッキは緑単型だけでなく赤白タッチ型もありますが自分が組んでいるのが緑単型のみなのでレシピ掲載は緑単型のみになります。

概要

旧枠モダン1の脳筋蛮族
エルフデッキはその名の通りエルフを並べて殴るビートダウンでゴブリン同様、部族シナジーを活かしたデッキになります。
1ターン目はラノワールのエルフ、深き闇のエルフ、エルフの開拓者から加速し、そこから更にウッド・エルフでマナ加速を行います。

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展開とマナ加速が終わったらラノワールの歩哨で盤面をさらに固める、またはエルフのチャンピオンで全体強化をしてライフを詰めにかかります。
マナ加速後にラノワールの歩哨やエルフのチャンピオンが手札に無かった場合も森の伝書使を使うことでデッキトップからそれらを回収することができます。

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そして潤沢なマナから踏み荒らしで横並びしたエルフを強化し、ワンパンでライフを消し飛ばすのがメインの勝ち筋になります。
また、今回上げたリストは緑単ですが、赤と白をタッチして荊景学院の戦闘魔道士を採用したリストもあります。

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長所

ゴブリン同様、部族シナジーを活かしたクリーチャービートダウン特有のスピードが長所の一つです。
マナ加速をする1マナ生物が12枚、ウッド・エルフを合わせると16枚のマナ加速生物が入っているため、横展開の速度はゴブリンを上回ります。
おまけに森の伝書使やラノワールの歩哨といったアドを取れる生物もあるため、ゴブリンに比べると丁寧な単体除去に対しても強いと言えます。
また、旧枠モダンでは獣群の呼び声や怨恨などの強力な緑のカードが多いことや、強力なエンチャントの対策カードを入れるために緑を採用することが多くあります。そのため、エルフのチャンピオンが与える森渡りはかなり強力に働く場面が多々あることがメリットの一つと言えます。

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短所

1点目は引きムラの塊ということです。
マナ加速用のエルフが16枚も入っているとはいえ、フィニッシュ用のエルフのチャンピオンか踏み荒らしが来なければあまり高い打点を出せないため、他のアグロより鈍足になってしまいがちということです。
おまけにクリーチャーの質が低めで、高打点を出す部分がエルフのチャンピオンと高マナの踏み荒らしに限られるために土地詰まりによるもたつきが致命傷になります。
ドロー操作が無いのに生物とフィニッシャー、そして土地をバランス良く素引きすることを求められるのは一番の弱点といえるでしょう。

2点目は全体除去に対する弱さです。
アグロデッキが全体除去に弱いのは常ですが、旧枠モダンの他のデッキは様々な方法でそれを克服しています。
ミシュラランドやプロテクション赤、最後は本体火力や速攻持ちで押し込むなどがありますが、エルフはそれらすべての手段を持っていません。
荊景学院の戦闘魔道士を採用したレシピなら多少の押し込みは可能ですが、4マナ2点なのでマナを要求する打消しのケアが難しく、ダメージ量も低いのでやはり更地からの押し込みが強いとは言えないでしょう。

旧枠モダンテックカード

ノワールの歩哨

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3マナ2/3とサイズは控えめですが、旧枠モダンでは2/3はなだれ乗りや包囲攻撃の司令官、ヴェクの聖騎士やリバー・ボアなどをキャッチできるためある程度役に立ちます。

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しかし、一番重要なのは場に出たときに2マナを追加で払うことでデッキの中からラノワールの歩哨をサーチして場に出す効果です。
マナ加速から3ターン目にこの効果でラノワールの歩哨を2体展開し、その次に踏み荒らしが一番の勝ち筋になります。
生物の質が低く流された後の立て直しがツライエルフにとっては1枚から複数体のクリーチャーが展開でき、おまけに蔓延や渋面の溶岩使いに落とされないこのクリーチャーは生命線になることが多々あります。

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サイドボードに入れてあるガイアの祝福は墓地対策やライブラリアウト対策としても使えますが、手札以外のラノワールの歩哨が墓地に落ちてしまった場合に自分のデッキに戻すことで再度効果を使うという選択肢があることを覚えておけば活用できる場面がある……かもしれません。

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踏み荒らし

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かの有名なバーランこと踏み鳴らし。でも実際のところエズーリとかビヒモスとかにお株を奪われ他フォーマットでは有名な割に見ない
まさにゲームブレイカー。
旧枠モダンのエルフを蛮族たらしめている所以。
オーバーランあったら終わりだけどあります?」みたいな会話はよくある
基本的にこのカードが無いとまともにゲームを終わらせれないため、5マナと重いカードでありながら初手1枚なら十分キープがあり得るカード。
というかこのカードを引けないと大体負けます、でもサーチ手段はないため頑張ってトップして下さい。

エルフの抒情詩人・エルフの潰し屋

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それぞれ、1マナ払ってタップして生贄に捧げることでエンチャントを破壊できるエルフになります。
メインボードから採用可能な置物対策はテフェリーの濠や物語の円、罠の橋を苦手とするエルフにとっては重要なカードとなります。

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タッチ赤白のレシピであればエルフの潰し屋の部分は荊景学院の戦闘魔道士に差し替えるのが良いでしょうが、エンチャントにも苦手なものが多いため、エルフの抒情詩人は変わらず採用した方が良いでしょう。

総評

大分短所の欄でボロクソに言っていますが、回してみるとぶん回りで相性差を跳ね飛ばして轢き殺すこともままあり楽しいデッキになります。
ただし、弱点が多いのも確かでどうしてもゴブリンよりも一歩及ばない場面が多くありました。
マナ加速やアド装置があり一見ゴブリンよりも柔軟そうですが、実際は横に並べて全体除去パンプしか勝ち筋が無く、肝心の踏み荒らしがサーチ不可なため素引きを求められるのは厳しいと言えるでしょう。
楽しいデッキですし弱い訳ではないのですが、使いこむには結構な愛がいるデッキだと思います。

最後に一言。
エルフの開拓者はクソ弱い

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エルフの紹介は以上になります。
それではまた。